⑥後継社長に信頼が集まる組織づくり編_濱川さん編


Q.現場の疲弊感の解消法を教えていただきたいです。

「会社を変えてほしい」と言われ、役職をもらって、今、取締役として動いていますが、自分がやっていることが正解なのかどうか自信がありません。

ただ、やりながら少しずつ変わってきている実感はあります。

しかし1番の問題である「現場の疲弊感」というものを、どのように解消したら良いのかというところについては、自信がありません。

私自身、幹部の方とのコミュニケーションはよく取れていますが、その下の層の方たちが疲弊しているため、幹部以下の層にアプローチをしたいと考えています。

ただ、どのように関わっていけば、彼らのためになるのか分かりません。いくつか仮の解決策は、自分の中で持ってはいるのですが・・・

どうやって組織改革を進めていくのが1番良いのでしょうか?

(京都府 専務取締役 業種:未記入 従業員数:120名)

 

(※表記や改行などを編集部で若干変えております。ご了承ください)


A.実際に、社員様が置かれている状況や日々感じられていることを知りましょう。

 

ご質問頂きまして、ありがとうございます。
東京拠点の濱川が回答させていただきます。

 

「会社を変えてほしい」というご依頼主は経営者様でしょうか。

 

漠然とした大きなミッションにも聞こえますが、きっと切実な願いであり、あなたの役割に対する大きな期待ですね。

 

色々と手探りの中で動かれていらっしゃるのは、文章の端々から伝わってきます。

 

 

組織変革におけるセオリーはありますが、働かれていらっしゃる社員様の【リアル】を知らずにアプローチしても上手くはいかないかと思いますので、私の経験を踏まえた回答から少しでもご参考にしていただけるものがあればと思います。

 

 

今回は幹部以下の層ということで、現場責任者クラスの方を含め、最前線でご活躍されていらっしゃる社員の皆様に対して、疲弊感を解消するため、どのように関わっていけばいいのかというご質問かと思います。

 

思いつく1番シンプルな方法は、最前線で働かれている社員様の仕事を【体験】することかと思います。

 

なぜなら、体験することで、「実際に、いま社員様が置かれている状況」を理解でき、社員様が疲弊されている理由や、社員様の気持ちも感じることができるからです。

 

実はここ最近になりますが、私自身も数年ぶりに、新規のお客様からアポイントをいただくために社内でテレアポを実践してみました。

 

元々の目的としては、弊社の営業活動の標準化に向けた取り組みの一環として、お客様の反応を含めた、営業の最前線の動きや、その実態を知ることでした。

 

しかし、実際に行なってみて気づいたことは、標準化のヒントを発見できたこと以上に、自分の「過去に散々やってきた」という経験が、【今】の実態を知ることに対しての怠慢や、思い込みを生んでいたということです。

 

それを認識できたことが最も大きな収穫でした。

 

 

営業活動を行なってくれているメンバーに対して、これまでも私の立場や役割からできる【貢献】を考える時間はありましたが、今思えば、それはただ頭の中で【考えているだけ】に過ぎなかったのかもしれません。

 

【今】メンバーが置かれている状況や、【今】のお客様の状況を知らずして、私の思い込みや過去の経験から何かを伝えても、それは他の社員にとっての【欲しい】ものにはならないかもしれませんし、的外れなものでしかないかもしれません。

 

そのことを今回のテレアポの経験で学びました。

 

 

そのため、あなたも現場の疲弊感の正体を改善しようと思うのであれば、

 

まずは、社員様方がどんな日常を送り、どんな業務を行なっているのか、そして、日々何を感じているのかを【知る】ことが最初のステップかと思います。

 

どんな些細なことからでもいいと思いますよ。

 

あなたがそんな動きをするだけでも、現場の方からすれば、専務取締役であるあなたが、自分たちのことをわかってくれたと思うだけで、何か変化の兆しや希望を感じることに繋がるかもしれません。

 

 

また、現場社員の仕事を【体験してみる】というのは、私が最近行なってみて「やってよかった!」と思えたことの1つですが、他にも色々な方法があるはずです。

 

例えば、普段は行かないタバコ部屋や休憩室に顔を出して挨拶や声かけをして、何気ない会話ができるまで通ってみる等ということも考えられるかと思います。

 

 

是非、あなたが思いつく、社員様を【知る】ためにできそうなことをスタートされてみてください。

 

 

そして最後に、とても大切なことをお伝えできればと思います。

 

私には、あなたの質問文から、「あなたはどうしたいのか」が見えてきませんでした。

 

「会社を変えて欲しい」という依頼があったからという理由では、組織変革を成功させることは難しいです。

 

冷静で客観的な第3者のような視点はとても大切ですが、変革には当事者のエネルギーが必要です。

 

 

「会社を変える」のであれば、適切な解決策を考えることや上手くやることよりも、あなた自身の理想や、想いの方が重要になってくるシーンが必ずくるはずです。

 

「ご自身が、今の会社をどうしたいのか?」それも一緒に考えられてみてくださいね。

何か見えてくるものがあれば、また教えてください。

 


統括マネジャー 組織人事コンサルタント濱川 桃子(はまかわ ももこ)

2009年、新卒社員として株式会社ソリューションに入社。入社直後からトップ営業マンとして同社で活躍し、後継経営者様を中心にクライアント企業様の組織作りに従事する。
2013年には福岡拠点の立ち上げメンバーに選抜され、たった1人で福岡拠点を軌道に乗せることに成功し、7名の社員を受け入れ、達成し続ける拠点運営を確立した。
その後、本社配属され営業企画として同社のサービス体系・仕組みづくりに注力している。

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