②右腕幹部が育つ組織づくり編_濱川さん


Q.優秀なマネジャーに困っています・・・

№2育成で悩んでいます。将来は事業部長を任せ、ゆくゆくは子会社にして社長を任せたい女性マネジャーがいます。

非常に優秀で、責任感も強く、業務面について任せることについては何の心配もありません。
しかし、チームのつくり方においては、「自分のイエスマン」しか周りにつけようとせず、自分に合わない「ノー」を出す者は、排除まではいきませんが、あまり関わろうとしません。

私としては、自分に物申す人材がそばにいた方がいいと考えています。

このままいくと、その女性マネジャーが好き勝手にやってしまう未来が見えています。(1人だけ、マネジャーに物申せる者がいるのですが、2人で話している様子は見受けられません。)

この場合、マネジャーにどのように気づかせたらいいのでしょうか?どういったアプローチをするのが適切でしょうか?(富山県 代表取締役 業種:旅館業 従業員数:25名)

 

(※表記や改行などを編集部で若干変えております。ご了承ください)


A.マネジャーさんに、純粋なフィードバックをして差し上げてください。

 

ご質問いただきましてありがとうございます。
東京拠点の濱川です。

 

いずれは、社長を任せたいと思えるほどの信頼関係を構築されたNo.2のマネジャーさんがいらっしゃるということで、ここまでの道のりも簡単なものではなかったと思いますが、

 

今回のご質問から、組織としての【ステージ】を上げるタイミングに差し掛かっていらっしゃるということを感じさせていただきました。

 

あなたとしてはマネジャーさんが好き勝手にやってしまっている未来が見えているということを危惧されてのご質問だったかと思いますが、

 

私はむしろ、このままだとマネジャーさんが孤立し、組織にどんどん居場所を失っていく未来が見えてしまいました。

 

 

非常に優秀ということであれば、業務における経験値も高く、責任感を持って働かれていらっしゃるのだと思います。

 

恐らく日々「私がやらなきゃ!」という気概でお仕事をされていると思うので、実際には「自分のイエスマン」しかつけないというよりは、

 

彼女自身が周りを「イエスマン」にさせてしまっているのではないかと想像しています。

 

 

また「私がやらなきゃ!」という感情の裏側、もしくは奥底には、責任感とは違う、「私しかいない」「完璧でいなければいけない」「相談したくても、相談する人がいない」等、

 

周りを寄せつけないような強張った感情も存在するのかなと感じました。

 

 

もっと言うと、周りの人に頼れない、弱みを見せられないという、自身の根っこにある「弱さ」が招いている行動というものも多くあるのではないかなと思います。

 

 

その「弱さ」故に、マネジャーさんが関わりを避けているように見える「物申す人材」は、マネジャーさんからしてみれば、考えに助言や意見をくれるというよりは、

 

自分の意見や自分自身のことを否定する「危険人物」に映っているのかもしれないですね。

 

 

ここであなたが変にアプローチをしようとして立ち回ると、マネジャーさんの不安や不満を招き、いらぬ誤解を生むことになるかと思います。

 

 

そこで是非、して差し上げて欲しいことはマネジャーさんへの【フィードバック】です。

 

 

フィードバックとは、相手に対して感じたこと等を率直に伝えることですが、これは、相手の行動や言動に対し、「~と感じたから、~した方がいいよ」と、改善を促すようなものでなくて結構です。

 

あなたから見て、マネジャーさんが「どのように見えるか」という素直な感想のみで大丈夫です。

 

例えば、「張りつめているように見えるよ」等、実際にあなたの目にどう映っているのかをそのまま、伝えてみてください。

 

 

純粋なフィードバックができると、相手がとても素直な状態になり、「実は・・・」と、本音がこぼれることも多いです。

 

 

No.2というポジションであれば、普段、本音をこぼせる人も少ないと思います。

 

人に本音を話すことで、自分自身にあった感情や本音に気づき、自分自身が解決しなければいけない問題を、発見できることもあると思います。

 

 

彼女がその自分自身の問題に気づき、変革への一歩を踏めたとき、組織に対してプラスの影響が必ず生まれるはずです。

 

マネジャーさんが圧倒的な力を発揮している組織から、1人1人が力を発揮できる組織に変わっていくための「フィードバック」という支援を是非されてみてください。

 


統括マネジャー 組織人事コンサルタント濱川 桃子(はまかわ ももこ)

2009年、新卒社員として株式会社ソリューションに入社。入社直後からトップ営業マンとして同社で活躍し、後継経営者様を中心にクライアント企業様の組織作りに従事する。
2013年には福岡拠点の立ち上げメンバーに選抜され、たった1人で福岡拠点を軌道に乗せることに成功し、7名の社員を受け入れ、達成し続ける拠点運営を確立した。
その後、本社配属され営業企画として同社のサービス体系・仕組みづくりに注力している。

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