Blog 経営者の悩み相談

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②右腕幹部が育つ組織づくり編_濱川さん

17/06/15
質問:顧客からは高満足度、部下からは低満足度の院長・・・。

Q.能力は高いのに部下育成ができない院長をどうしたら・・・?

整骨院を2院経営しています。

院長の1人がまったく部下の育成ができません。また、私の言うことも全く聞いてくれません。

管理者の育成セミナーに派遣することも考えています。

ちなみに、患者さんからの院の評判はとても良いです。

院長自身の能力は高く、現場はきちんと回してくれ、彼女自身も自分の仕事はきちんとするのですが、部下に関しては、仕事を任せて教育することが出来ません。従業員が定着しない要因もそこにあるような気がしています。

どうしたら、彼女に育成を自分の責任だと自覚してもらえるでしょうか?

(兵庫県 経営者 社員数:匿名 業種:整骨院)

 

(※表記や改行などを編集部で若干変えております。ご了承ください)


A.あなたが、彼女の本音を聴く時間をまずは設けてください。

 

ご質問いただきましてありがとうございます。
東京拠点の濱川です。

まず、この質問を読んで感じたことは・・・

あなたの関わりやアドバイスが、きっと彼女にとっては、ただただ、重圧となっているのではないかな・・・と感じました。

「言うことを全く聞かない」というあなたに対しての感情云々というよりも、“キャパオーバー”のサインのような気がします。

 

「患者様からの評判がよく、現場もしっかり回せる力がある」という一文にもあるように、それだけ患者様に対しても、仕事に対しても、真面目に取り組まれていらっしゃる意識が高い方であれば、

 

きっと、今ご自身が部下育成が出来ていないということも気づかれ、既に悩んでいるのではないでしょうか?

 

もちろんここでは、彼女の性格やお人柄はわかりませんが、もしかしたら『完璧主義』『弱みを見せない』といった特性や、

 

「出来ています」「やっています」が口癖としてあるかもしれないなぁと思いました。

 

なぜ、彼女について想像したかというと、私自身も現在は3拠点の統括マネージャーとしてのポジションを自社の組織の役割として担っており、

 

以前には拠点長も数年間、務めてさせてもらっていたことがあり、自分自身と重なる部分があったからです。

 

当時、私自身がプレーヤーからマネージャー(拠点長)になって最初に感じたことは、「完璧に見せないといけない」という“恐怖”でした。

 

今であれば、会社の目標達成を目指しながら、

 

「どんな環境であれば、メンバーがイキイキ働けるか?」や「目標達成をするために、どんな役割を自分が担えば、みんなが動きやすいか?」「それぞれの成長ポイントはどこか?」など、

 

メンバーを起点として組織運営を考えていますが、当時はメンバーに尊敬され「凄い!」と思ってもらえるような自分でなければダメだ!と強迫観念に似たような心情でいつも過ごしていました。

 

 

何かと「自分が自分が!」と考えていていた気がします。

またプレーヤーとして、それなりにやってきたんだというプライドは相当強く持っていましたので、自己評価も高く、

 

上司からも「あいつは出来るやつだ」と思われていなければ組織に居場所もなくなってしまう感覚を持っていました。

 

 

そういう状態ですので、常に気を張っていましたし、いつも何かに忙しい状態でした。

 

後輩にとっては話しかけにくい、脅威の存在になっていたんじゃないかなと思います。

プレーヤーからマネージャーへ成長を遂げていく上での大きな分岐点は・・・

 

「私は、1人で何でもやってきた」

 

という大いなる勘違いに気づいたことだったと思います。

 

自分の苦手は見せないが、自分の考えや、やり方が正しいと思い込み、過去の栄光のようなプレーヤー時代の活躍と比較し、メンバーに“出来ないレッテル”を貼る。

 

相当傲慢だったなぁと思います(笑)

 

しかも、全部心の中で思っていたことなので、さらに厄介だったと思います。

今回いただいたご質問でいくと、確かに、管理者の育成セミナーに派遣されることが悪いとも思いませんし、行ってみて気づくことも多くあると思います。

 

マネジメントをする側として身につけるべき力や考え方、やり方も多く教えてもらえる機会かもしれません。

 

ただ、「あなたの言うことを全く聞いてくれない」という状況から、まずは『あなたとの時間を持つこと』が重要ではないかなと思います。

 

私が想像している状況と全く一緒ということはないと思いますが、あながち外れてはいないのではないかなとも思っています。

 

 

彼女が当時の私のような状況にあるのかもしれないと思ったら、かける言葉も向き合い方も、変わってきませんか?

追いつめる存在としてではなく、せめて、あなたにはまず本音を出して、これからもきっと色々な失敗や挫折があるかと思いますが、

 

そこに挑戦していこう!と前向きに捉えられるように、勇気づけることをあなたから、してあげてください。

 

彼女の“強がりモード”をOFFにして、冷静に彼女自身が内省するための“支援者”としての関わりをしてあげてください。

 

私もそういう上司がいたからこそ、今の自分があると思っています。

マネージャーとして、本当にすべきことに気づけたら、あとは彼女自身がきっと自分自身の課題を見つけ、成長の機会を自ら掴んでいくと思いますよ!

 


統括マネジャー 組織人事コンサルタント濱川 桃子(はまかわ ももこ)

2009年、新卒社員として株式会社ソリューションに入社。入社直後からトップ営業マンとして同社で活躍し、後継経営者様を中心にクライアント企業様の組織作りに従事する。
2013年には福岡拠点の立ち上げメンバーに選抜され、たった1人で福岡拠点を軌道に乗せることに成功し、7名の社員を受け入れ、達成し続ける拠点運営を確立した。
その後、本社配属され営業企画として同社のサービス体系・仕組みづくりに注力している。

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